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勤務時間

 
ここでは運転手という職業の勤務時間について説明します。

運送という職業は、8時間労働とは無縁の職業と思って間違いありません。
一応、定時というものを設けてはいますが、早出残業は当たり前の毎日になります。
基本的に、1日の仕事量はほぼ前日には決まっています。その仕事をいかに短時間でこなすか!が技量になってきます。

そのため、同じ仕事量でも、6時間で終わってしまう人、8時間で終わらせる人、さまざまです。もちろん技量だけではありません。道路事情、納品先でのトラブル、順番待ちなどでも大きく変わってきます。

定期便(コース便)フリー便の朝積みの場合

朝(食品など深夜配達の場合は夜)ほぼ決まった時刻の出社になります。
毎日同じ時刻から積み込みを開始し、積み上がった車から出発になります。それぞれ配達先、道路事情、は違うわけですから、当然帰ってくる時間も違ってきます。
そのため、早出は少ないですが、残業になる場合がおおくなります。

定期便(コース便)フリー便の夕積み(夜積み)の場合

前日に、配達荷物を積むこと(積み置き)になるのですが多くの場合、時間指定などがあります。時間指定がない場合でも、基本1件目の到着時間は朝8時〜9時までというのが運送業界の常識です。
中には、朝6時必着などもあります。
そのため、積み置きをした場合、配達先に時間までに到着するように出発しなければなりません。ここが、運転手として最初に悩むところなのですが、配達先までどれくらいかかるか?どの道を通ればいいのか?毎日同じ道を走っていれば大体の見当はつきますが、初めての頃は、道も知らない、事故があるかも知れない、工事渋滞をしてるかも知れない、などと不安になるものです。

また、朝の通勤時間帯などの場合、5時に出れば1時間で着くけど、6時に出ると1時間半かかる!など単純には計算しにくいものです。
そのため、大体、納品時間の30分〜1時間ほど前に到着出来るように出発すれば、もし事故などがあっても早めに対応出来ます。

この、朝の30分〜1時間というのは大変貴重な時間で、ある意味無駄な時間ですが、「安心」と「信頼」を得るための時間なのです。

こうして、朝早くから走り、会社(荷主様)に帰ってきてまた次の日の荷物を積み置きします。積み込みが始まる時間は会社によってさまざまですが、大体どこも毎日ほぼ同じ時間に始まるので終わる時間も一定になります。

そのため、このタイプは早出は多いですが、残業は比較的少ないです。

長距離輸送の場合

長距離輸送になると、時間はまちまちです。夕方出勤であったり朝からの出勤であったり、行き先や積み込み開始時間によって大きく左右されます。地方へ配達に行ってしまえば、待機時間が拘束時間であり、休憩時間であり・・・
逆に言えば、一番時間に融通の効く職種かもしれません。ほとんどの場合1日1件〜3件程度の配達なので、朝、降ろしてしまえば積み込みの時間までは自由な時間です。拘束はされていますが、寝るもよし、遊ぶもよしです。実際は睡眠をとることがほとんどですが・・・


このように運転手の仕事と言うのは、大変時間には厳しい職業です。ただし、一度走り出してしまえば、後は自分次第でどうにでもなるのも事実です。
安全運転は当然のことですが、ちょっとコンビニへ、ちょっと銀行へ、ちょっと買い物へ・・・5分や10分焦っても仕方の無いことですから。

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